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美しい夜、残酷な朝

最近の前売りって全国劇場鑑賞券ってないの?TOHOシネマ府中のほうが近いんだけど、まっしゃーないな、ポストカードに釣られて、六本木で買っちゃったから。六本木上映最後の土曜日なんで、お得意の仕事調整して観て参りました。座席予約する時に、カウンターのおねーちゃんが「この映画には残酷なシーンがありますが宜しいですか?」とわざわざ聞いてきました。いちおー知ってますが、そんなに念押されるほどなのか・・・@@;ちょっとビビリながら挑みました。

ちなみに今日は「彼女を信じないでください」初日。あちらは満席なのに、こちらは空席多し・・・。内容が内容だけに、しょうがないかなー。

観終わって、一番考えさせられたのは、香港のフルーツ・チャン監督 「Dumplings」。しばらくは中華料理を食べたくなくなる(特に水餃子、えび入り)。それと、メリル・ストリープの「永遠に美しく」を思い出しました。かれこれ10年以上前に、役者の姐さん方と一緒に見たんですが、20代前半のイケイケだった私には、「そこまで若さになぜこだわるか」が理解できなかったんです。「10年後に観てご覧なさいよ」といわれたのをこの作品で思い出しました。「美」や「若さ」に対するこだわりをシニカルに描いた「永遠に美しく」に反して、猟奇的に描いた「Dumplings」。「母」になるより、「女」である事を選択した主人公。「母」となった今の私には、背筋に寒いものが走りました。でもね、朝ごはんが早かった私、途中からおなかが鳴り出して、めっちゃはずかしかった~(><)あの餃子食べたいわけじゃないからねーーー!

イマイチ理解できていないのが、日本代表三池崇史監督「BOX」。どこまでが真実なの?京子の小説の中のできごとなの?シャム双生児が本当の姿なの?それなりに解釈できた方のTBお待ちしてまーすm(_”_)m でも、日本映画らしい映像美は一番好みかも。

最後はパク・チャヌク監督「CUT」。笑えるところもあって(韓国映画って、どんなにシリアスな内容でも若干の笑いをとるよね?!)私の後ろの男性なんか、声出して笑っていらした(^0^)ので、私も一緒に(^0^)しました。映像的には岩井俊二監督の「undo」を思い出す部分もありました。それにしても、「こーゆーどんでん返しなの?」っと拍子抜けしちゃいましたが、終了後のお手洗いでの会話を聞いていると「最後なんであーなっちゃうかわからない」とゆー方が多かったですね。ネタバレしますが、私の解釈は「彼は最後まで『善人』でいたかったんだろうな。」心にもないのに妻へ愛の言葉を述べながら、父親を殺された子供へは妻を殺す事で代わりに復讐してやると。パク・チャヌクは「所詮善人なんていないんだよ。」といいたかったのでは。

3作品通じて印象に残ったのが「」という色。狂気の色なのかなぁ。街に溢れるこの色が今日ほど辛かった日は初めてでした。

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Comments

こんばんは!
ついにご覧になったのですね~。
水餃子…しばらく食べられません(+_+)!
若さへの渇望…ちょこっと分かるようになってきたかも。
「BOX」は意味不明でしたけど、TBさせていただきますね。
「CUT」がやはり一番良かったですよね~。
笑いもあり、テンポも良かったです。
ラストの解釈、深いですね!
私は、精神が限界値を超えて破綻しちゃったのかと思っておりました。
もう一度、見てみよう…。

Posted by: agate | May 29, 2005 at 02:30 AM

ageteさま
TBありがとうございました。
さすがに昨日は中華料理店の前を通ると
あの赤みのある水餃子を連想してしまいました(+o+)
「CUT」のビョンホンニムもえぐい映像とる映画監督だし
今ならベジタリアンになれそうです。
同じ日本人が作った「BOX」が一番解ってない私たちって
心は韓国人よりになってきてるんかしらん?!

Posted by: うりうり | May 29, 2005 at 09:16 AM

うりうりさん、こんにちわ。
「残酷な~」関西地方は、来月上映なんですが、見たいような
見たくないような・・・。
特に香港編は、気持ち悪い、怖いって聞いてるし・・。
私ホラーは苦手なんですよね。「Cut」は、見たいし悩むとこです。
「永遠に美しく」も見ましたよ。女性の若さと美にかける執念すごかった。でもあれはコメディーだったし楽しかったわ。
でも「残酷な」は、・・・あ~~悩むぅぅ~~。

Posted by: ajian | May 29, 2005 at 11:40 AM

ajianさま
私の中の位置づけは「ホラー&スプラッタ」ですね。
話自体は「Dumplings」も「CUT」も面白いんですが
映像が・・・少し辛かったです。
あ゛ーーーーービョンホンニムの映画
万人に勧めにくいのがしいどいわぁ~。

Posted by: うりうり | May 29, 2005 at 12:15 PM

うりうりさん、こんばんは。
私も思い切って28日に行ってきました。
もしかして同じ時間に映画観ていたのかもしれませんね。
香港編も意外と大丈夫ではあったのですが、食べる時の音が耳につくのが嫌でした・・・
それが狙いなのかしら?

「BOX」は私にもよくわかりませんでした。
結局何が言いたかったのか・・・?
映像はきれいでしたよね。

「CUT」はいきなりエグイシーンから始まりましたね。
今まで絶対に映画館で観られないジャンルの映画だと思っていたのですが、ビョンホンssiの映画は全て映画館で観たいと思っていたのでがんばりました。
私も最後のところがよくわからなかったんですが、うりうりさんのコメントを見てなるほどと思いました。
もう一度観る勇気はないのです・・・^^;

Posted by: エミン | May 30, 2005 at 03:01 AM

エミンさま
TBありがとうございました。
奇遇ですね、多分一緒の時間だと思います。

>食べる時の音が耳につくのが嫌でした・・・
餃子だけでなく、軟骨入りもつらいかもぉ。
そういえば、餃子を作る時の包丁やお湯の音
なんかも、今になれば誇張させてましたよね。

「CUT」でのビョンホンニムはホラー映画の監督?
だったのですねー´0`
でもこの作品が一番内容が深かったですね。
>もう一度観る勇気はないのです・・・^^;
同感です^^;


Posted by: うりうり | May 30, 2005 at 07:14 AM

餃子…女として痛い部分が多い作品でした。
box、ちーっともわからず(汗)
cut、これまたイマイチわかっておらず(汗)

私がみたときも、わざわざ場内を明るくして
「残酷なシーン、あるでぇ~」って念押しされました。
聞いてなかったって、怒った人でもいたのかしら(汗)

Posted by: chishi | May 31, 2005 at 11:35 PM

chishiさま
「餃子」は女にしかわからない痛みですよ。
おなかも鳴ってましたが(^^;
ラストは痛みも走りました(≫≪)

場内明るくしてまでの注意とは…
そこまでするんかーって位の残虐さは感じませんでしたが。
でも、吐きそうにはなったなー。

spoon::blogさんのところに行くと
「BOX」少しすっきりしますよ。
TBしてくださったので行ってみてください。
それより、yahoo!の「BOX」のレビューがきつかったなー。
「日本映画界これでいーのか?」って感じで。

Posted by: うりうり | June 01, 2005 at 11:45 AM

「美しい夜、残酷な朝」をば見てまいりました。
感想長いんで、感想も三部作にしてます。(笑)
で、「box」の分だけTBささて頂きました。
こんな見解で、どうでしょう・・・。(私見ですが)

Posted by: カオリン | June 06, 2005 at 06:09 PM

はじめまして。
TBありがとうございます。
うりうりさんのブログ拝見して、何だかとっても参考になりました。
あの映画、わからないこと、断定できないことが多くて考えてしまうから結局心に残ってしまうのですよね~
恐ろしさを咀嚼するように・・・

Posted by: basia | June 06, 2005 at 09:42 PM

カオリンさま
とうとう観てこられたんですね!
3部作の感想には感服です。
「インファナルアフェア」のよーじゃん?!
「box」面白かったです。
あざーーーす!

Posted by: うりうり | June 06, 2005 at 09:43 PM

basiaさま
コメントありがとうございます。

>あの映画、わからないこと、断定できないことが多くて考えてしまうから結局心に残ってしまうのですよね~
同感です。
ただのホラーじゃなかったことに、嫌いな私でも、ちゃんと目を背けず、いろいろ考える事が出来たんだと思います。

Posted by: うりうり | June 06, 2005 at 09:46 PM

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