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「マリといた夏」

まず始めに・・・

これからのこの映画を見ようと思っているビョンホンニムファンの方へ。

ビョンホンニムの台詞は全て合せても「渡る世間は鬼ばかり」のえなりくんの長台詞より少ないですから!

どうぞご覚悟の上、ご鑑賞くださいませ。

ですが、私は好きですね。「マリといた夏」。

スタジオジブリの韓国版って感じは否めないですが。「宮崎駿監督」よりも「高畑勲監督」のテイスト。宮崎監督って表情も動きもかなり研究して描いているけど、この作品にはそういう部分がなくって非常に素朴。色使いも素朴。お話の中の世界も素朴な世界なので、そこがまた良かったりして。

主人公ナムの少年時代は12歳。今の12歳の子にこのお話見せてもきっと「ありえないー」って言われちゃうと思う。私の12歳の頃は中学受験で夏といったらクーラーの効き過ぎた部屋での夏期講習・・・大差ないか・・・。でもその中学受験に掛かる前の夏休み、私はこんな夏を過ごして、こんな夢を見ていた気がしました。

自分の物差しで書いてしまうけど・・・社会人になっている今のナムが私と同じ年だとして考えて、ナムの少年時代はとんでもない田舎で過ごしたか、もしくは時代がずれているか。出てくる自転車は12歳の私が乗っていたような自転車ではなく、正に「となりのトトロ」で「かん太」が乗ってた自転車。電球を取り替えるシーンなんかも、へっ?って思うくらい。

で、pekoさんが前に「韓国はものすごいスピードで近代化した」話を書かれていたことを思い出しました。そして、昨晩の「ハングル講座」でのイ・ソンガン監督の「もうちょっと落ち着いて、気楽にご覧になって、幸せな気分になって欲しい。」というのもそのスピードに疲れてしまった人たちへのメッセージなのかなって思いました。「十年一昔」が今では「1年一昔」ぐらいのスピード。乗り遅れまいと必死になって生きていかなくてはいけない時代に、スローライフな「マリといた夏」の世界はほどよく心地よかったです。

私は今の息子たちに見せたいと思いました。保育園という環境で生活しているせいか、野生児な息子たち。木登りしたり、どろんこになって遊んだり、裸足や上半身裸で遊んでたと思ったらだんご虫集めて遊んでたりして。まだTVゲームの世界に染まってないから、言葉がわからなくても通じるんではないかなって。あと、ナム少年は幼い時に父を亡くしているのですが、12歳の彼の前に母親に思いを寄せる男性が現れるんです。そのときのナムの態度。万が一、こんな私にもそんな男性が現れたとき、うちの息子たちもこんな態度とるのかなって^^;

さて、ビョンホンニムがこの仕事を受けた訳。映画観終わってずーと考えてました。きっとこんな少年時代を送ってたんだろうなーとか、あのノスタルジーな世界に引き込まれたのかなーとか。一番最後の台詞に「でも、変わったのは僕のほうだった。」というのがあって、妙に引っ掛かりを覚えました。私は「変わらないねぇ。」といわれるのがあまり好きでない。なんか「成長してないね。」って言われてる感じがして。でも、ビョンホンニムはNHKの特集の中で「『私は以前の私とまったく変わらないよ』といっても、友人はなかなかそんな風に私を見てくれません。」とおっしゃってました。その寂しさに気付いた頃にこの話が来たのかなって。だから、友達とただただ遊んだあの夏に戻りたかったのかなって。答えは本人に聴かなくてはわからないけど、そんな想いを抱かせる映画だった事は間違いありません。

すでに観た方、そしてこれから観られる方、たくさんのご意見お待ちしてます。

PS:CDはゲットし損ねたわ。。。(;-;)

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Comments

こんにちは。
うりうりさん、詳しいレビュー、ありがとう。
私まで、見に行った気になりました。
韓国の映画やドラマって、子供たちに見せたくなるもの、沢山ありますね。
「遠い道」や「アスファルトの男」なんか道徳の授業で使いたいと思うもの。
実際は、使えないけどね。

Posted by: peko | August 18, 2005 at 07:28 PM

ここ2、3日、もう20年以上前の 自分に触れる機会が たくさんあって、妙に 懐かしい気分でいたところの このレビュー。
少々 感傷に浸ってしまいました(^^)
私は 『変わらないねぇ』と、言われることが多い。
(成長がないって事やってんね~ (^^ゞ 今気がついた・・)
実は 人も空間も 変わるのは 好きじゃないです。
でも、どうしようもなく 時間が流れていて・・・
で、このレビューを見て 今日は早速この映画を見に行こう と思って、
映画館を探したら 大阪は9月からやった・・・

Posted by: sarasa | August 18, 2005 at 09:37 PM

こんばんは。
私も楽しく読ませていただきました。
そうなんですね~~
でも、ビョンホンssiの声の出演が少なくても、うりうりさんのレビューを読んでいると、このストーリー見たくなりました!
ただ、悲しいかな、わが地区では上映予定なしなんですよ。。。

Posted by: gokuu | August 18, 2005 at 10:29 PM

pekoさま
さすがはソンセンニム!
お目の付け所が違います!!
道徳かぁ・・・儒教思想のお国だけあって礼節はちゃんとしてますよね。
うりうり家の道徳の時間の主教材にしますわ~☆

最近の子供の遊び道具を見ていると、やっぱり不安で怖くなります。ナム少年みたいな夏の過ごし方は体験させたイって思ってます。

Posted by: うりうり | August 19, 2005 at 06:26 AM

sarasaさま
特に人間って「今いる場所」というものに左右されてしまうと私は思ってます。だから、上手く「変わっていく」ことができる人を見ると、素敵だな~って思います。これがむずかしいんだけどねん^^ヾ

ゼヒ9月に観に行ってくださいね♪

Posted by: うりうり | August 19, 2005 at 06:31 AM

gokuuさま
映画館出るときも「これだけ?」って言ってた人がいるくらい声の出演は少ないのよん^^;
でもね・・・やっぱり声だけでもステキだわ~♪
上映が決まらない地区の方のためにも、DVD化される事を祈ってます。

Posted by: うりうり | August 19, 2005 at 06:35 AM

うりうりssi

やっと観てきたよ^^
ビョンホンssiこんだけ~って思ったけど、内容自体に満足したので良かったです。
映像も綺麗で、穏やかな気持ちにしてくれてました。
ここ何日か色々と考えて疲れちゃってたから…。

Posted by: mallow | October 02, 2005 at 10:35 PM

mallowさま
本当に「こんだけ~?」だったでしょ(笑)
でも、作品そのものに満足いただけてよかったです。
いろんなことに追われるご時世、あんな時間の過ごし方に癒されるのも良いですね。

Posted by: うりうり | October 03, 2005 at 12:19 AM

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