沈まぬ太陽
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約4時間の超大作。
公開初日の渡辺謙さんの涙
内容もさながら、時間的にも気合を入れてみなければ
で、気合を入れてみました
なので、気合を入れて感想を。
エンドロールに「フィクション」を強調しておりましたが
誰が何と言おうと、とある航空会社がモデルであることは明白なんですけど
大なり小なり、このようなことが行われていたとすれば
現在の姿はあるべき姿であると思います。
時代背景は高度経済成長期のお話ですが、この現在にも十分にあり得るし、通用するものだと思います。
「長いものに巻かれろ」は確かな処世術なのかもしれない。
でも、そこに自分の良心に反するものがあったとしても、それを飲み込んで生きて行く覚悟があるのだろうか?
じゃあ、おいらは?
長いものに巻かれてる?たとえ巻かれていたとしても、自分の意に反することをのみこんで生きてる?逃げないで、その場所で闘い続けられる?
政治的な部分も面白く、この時代の内閣を改めて調べてみたくなったし。
もう一度映画館で・・・
というのは、時間的に厳しいけど、ちゃんと時代背景などを勉強しなおして鑑賞しなおしたいです。
「大作」というのもあるけど、俳優も贅沢な使い方をしてましたわ。
えっ?ここだけ?って感じで登場された女優さん・俳優さんの多いこと。
それだけ、この映画製作に賛同してくれた方が多かったのか、とも感じました。
今、このタイミングで公開になったのは
日本にとって「運命」だったのではないのでしょうか?
10分の休憩をはさんだ作品ですが、個人的には休憩なくても一気に見れそうな気がしました。
そして、エンドロールになっても誰一人立たず、いや立てなかったというべきか。
日本映画の歴史に刻まれる1作になること、間違いないでしょう。
おいら、勝手に山崎豊子ブーム真っ只中でして
地上波の「不毛地帯」はもちろん、昼に再放送中の「白い巨塔」を録画し、ケーブルで放映していた映画版(木村クンバージョンぢゃないよ)「華麗なる一族」をがっつりと観て
あの時代に、女性が踏み込み難い社会に、深く切り込んでいった山崎豊子さまの偉大さを、改めて痛感しております。
偉そうに言ってますけど、原作を全然読んでない
早く読まなきゃねー
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